矯正歯科

前歯の審美歯科治療において考慮すべき要素

前歯を綺麗に整えるための治療では、考慮すべき要素がいくつか存在します。

1歯の切削は最小限にするべき

歯の形状、色合い、配置を改良するために、歯の切削が必要な場合があります。その場合でも、切削は最小限に抑えるべきです。

2健全な手法を採用すること

ホワイトニング、クリーニング、矯正治療、または削らないベニアなど、「歯を可能な限り削らない」、「健全な方法」を選択することが重要です。

3レジン系材料を使用しないこと

レジン系材料、例えばハイブリッドは吸水性があり、細菌が増殖しやすくなり、清潔さが損なわれます。数か月から1年程度の使用であれば許容範囲ですが、長期使用は歯や歯肉の健康に悪影響を及ぼします。したがって、マニキュアやハイブリッドベニアの長期使用は避けるべきです。

削らない審美歯科(インビザラインGO)とは何か?

インビザラインは、マウスピースを使った歯列矯正法の一つです。数多く存在するマウスピース矯正の中で、削らない審美歯科(インビザラインGO)は、2018年に誕生した新しい歯列矯正システムです。
削らない審美歯科(インビザラインGO)は、奥歯の2本を除く10本の歯を矯正の対象とする方法で、インビザラインGOの最新システムにより、その日に矯正が可能かどうかを即座に判断できます。
この特性は、従来の矯正法や一般的なインビザラインでは難しいものであり、削らない審美歯科(インビザラインGO)だけの特長です。

削らない審美歯科(インビザラインGO)の利点

  1. 前歯の審美治療が可能で、天然歯を削る必要がない

    前歯の審美治療を行う際、伝統的な手法(セラミッククラウン、ラミネートベニア)では天然歯の切削が必要でした。確かに美しい歯は素晴らしいものであり、適切に削ることで更なる美しさを追求することは患者にとって大きな利点となります。しかしながら、当院ではより低侵襲で健康に配慮した、審美歯科治療を推奨しています。

  2. 目立たないマウスピース

    透明なマウスピースを用いて矯正するため、ワイヤー矯正に比べ目立ちません。他人に気付かれることなく歯列矯正ができるのは大きなメリットです。

  3. 取り外し可能

    矯正用のマウスピースはいつでも簡単に取り外すことができます。例えば、食事時や大切な人と会う時にはマウスピースを外すことも可能です。また、マウスピースは取り外せるので、歯磨きも通常通り行うことができます。ワイヤー矯正では、ワイヤー間に食べ物の残りやプラークが溜まりやすく、虫歯リスクが高まります。

  4. 痛みや違和感が少ない

    ワイヤー矯正では、不均一な装置やワイヤーにより口内が傷つき、口内炎を発症するリスクがあります。しかし、削らない審美歯科(インビザラインGO)のマウスピースは、装着していても口内を傷つけることはありません。また、矯正治療に伴う痛みは、歯が動く際にも発生しますが、削らない審美歯科(インビザラインGO)による矯正治療は、通常のワイヤー矯正に比べて動く歯の痛みが少ない、と多くの矯正歯科医が報告しています。

  5. 矯正しながらホワイトニングが可能

    削らない審美歯科(インビザラインGO)のマウスピースにホワイトニングジェルを入れることで、矯正を行いながらホワイトニングもできます。人に気付かれずに歯並びと歯の白さを改善できる削らない審美歯科(インビザラインGO)は、多忙な現代人にとって革新的なシステムと言えるでしょう。

  6. 短期間の治療

    全顎矯正治療は通常1.5年~2年の治療期間を要するとされています。しかし、非切削審美歯科(インビザラインGO)では、奥歯の2本を動かさないため、約半年以内に治療を完了することができます。

  7. 経済的な治療費用

    全顎治療では医院によりますが、治療費が約800,000~1,000,000円かかることが多いです。しかし、非切削審美歯科(インビザラインGO)は、検査費などを含む税込みの費用が400,000~500,000円で治療が可能で、経済的にも優れた矯正方法です。

  8. 事前に最終的な仕上がりのイメージが確認できる

    非切削審美歯科(インビザラインGO)では、歯型をスキャンしてコンピューターに取り込み、専用のシミュレーションソフトを使用することで、歯の動きのシミュレーションを事前に確認できます。また、最終的な仕上がりのイメージを事前に確認できるのも、非切削審美歯科(インビザラインGO)やインビザラインシステムが提供する独特のメリットです。

削らない審美歯科(インビザラインGO)への留意事項

1.全ての歯並び矯正が適用可能ではない

削らない審美歯科(インビザラインGO)のマウスピース矯正は主に、前歯の軽微な歯並びの問題に対応しています。それ故、全方位的な治療法ではなく、噛み合わせ全体の問題や、前歯の歯並びが大幅に乱れている場合、適用が難しいケースも存在します。

2.指示された装着手順を守らなければ効果は得られない

マウスピース矯正は、自由に取り外しが可能なため、その利便性は大きなメリットと言えます。しかしながら、歯の表面に装置を固定する従来の矯正治療とは異なり、自己管理が必要です。つまり、装着を忘れたり、1日に20時間以上の装着時間を守らなかったりすると、期待した効果が得られず治療期間が長引く可能性があります。治療を成功させるためには、所定の装着時間の遵守が必須です。

3.施術可能な医院は限られる

削らない審美歯科(インビザラインGO)は最新の矯正治療法であるため、必要な専用機器を備えていない歯科医院や、システムに習熟していない歯科医師では施術が不可能です。当医院では、この先進的なマウスピース矯正治療を提供しておりますので、興味をお持ちの方はどうぞお気軽にお問い合わせください。

治療の流れ

1矯正相談

初めに、口腔内の検査と歯並びの評価を行います。必要に応じてレントゲン撮影や口腔内の写真を撮り、治療の詳細、メリット、リスクなどを詳細に説明します。虫歯や歯周病が存在する場合は、その治療が先行します。

2歯型のスキャンと検査

削らない審美歯科(インビザラインGO)専用の歯型スキャン機器であるiTeroを用いて、口腔内のスキャンと検査を行います。

3シミュレーション結果の説明

スキャンした歯型を基に、コンピュータ上でシミュレーションを行い、理想的な歯の配置を視覚化します。その結果にご理解と同意をいただければ、マウスピースの製作を開始し、治療に移ります。スキャンからシミュレーション結果の説明までには約10日から2週間程度を見込みます。

4治療開始

ついに治療の開始です。目標を見据え、マウスピースの適切な装着を実施します。マウスピースの発注から治療開始までには約2~3週間が必要です。

5リテーナーの装着

治療完了後は、リテーナー(保定装置)の装着が続きます。矯正治療後に歯が元の位置に戻らないよう、リテーナーは不可欠です。その装着期間は個人差がありますが、最低でも1~2年間は継続することが推奨されています。

 

マウスピース型矯正装置(インビザライン) とは

歯の表面に金属の装置を取り付け、ワイヤーを通して締めつつ、歯を正しい位置に移動させるワイヤー、ブラケットを使用する矯正の治療法は、装置が目立つことを理由に治療をためらう患者様も多いのが事実です。
当医院で行っている歯科矯正治療法の内、今回ご紹介させていただくマウスピース型の矯正装置は透明で審美性が高く、中高生の若い患者様にも喜んでいただけています。
この最新のマウスピース矯正装置を「インビザライン」と言います。
矯正治療が目立つのがイヤだという患者様にもご納得して治療いただける矯正法です。
ワイヤー、ブラケットを使用しないマウスピースによる矯正に興味のある方は是非、歯科矯正の治療経験、インビザラインの実績豊富な当院のドクターに是非ご相談ください。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)はなぜおすすめ?

インビザラインのマウスピースは透明色です。
装着していても目立ちにくく、人に気付かれることがほとんどないのが魅力です。
これにより、矯正治療中でも口元を気にすることなく笑顔でいられます。
販売業の方や接客業の方など、人と接する機会の多い方には特におすすめの矯正法がインビザラインです。
また、マウスピース型の矯正器具なので、取り外しができる点も大きなメリットです。
食事や歯磨き、矯正後も変わらず、いつもと同じ毎日を過ごすことができます。
丸ごと洗浄できる点や金属を使用していない点など、衛生面や健康面からみても大きなメリットがあります。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)はこんな方におすすめの矯正法です

  • 痛みが少ない方法で歯列を矯正したい方
  • 矯正中であることをあまり他人に知られたくない方
  • 今までと同じように美味しく楽しく食事を楽しみたい方
  • 金属アレルギーの方、また心配な方
  • 固定される器具に不安のある方
  • マウスピースの装着時間をきちんと守れる方

マウスピース型矯正装置(インビザライン)の特徴

1.矯正中でも人に気付かれない

マウスピースは透明のプラスチック製です。 そのため、装着していても他人にほとんど気付かれません。
矯正をするにあたって、目立つのがイヤだという患者様も多いですが、インビザラインであれば、人目を気にすることなく治療を進められます。

2.矯正中でも食事の制限はない

ワイヤー、ブラケットを固定する矯正装置は、硬いものを食べると外れてしまったり、繊維質のものを食べると絡まってしまうことがあります。
インビザラインは取り外しが可能なので、食事の際は外して思い切り食事を楽しむことができます。 硬いものや繊維質のものもいつも通りに食べられます。

3.口腔内の健康を維持できる

ワイヤー、ブラケットを固定する矯正装置では、口内炎が良くできる、ほっぺの内側に当たって痛みがあるなどの口腔内トラブルが発生することもあります。
インビザラインは丸みを帯びたマウスピースですので、口の中で当たることはなく、口腔内の健康を維持することができます。

4.まるごと洗うことができる

マウスピースは取り外して、水に発泡性の洗浄タブレットを入れ、約10分間置いておくと綺麗になります。
また、取り外しと同時に歯磨きやデンタルフロスで自身の歯も清潔に保てるのでとても衛生的です。

5.視覚的に治療計画を知ることができる

3Dを使ったシミュレーションで、コンピュータの画像ととも治療計画を患者様自身も知ることが出来ます。
これは「クリンチェック」と呼ばれるもので、インビザラインでの治療を進めると、どのように歯が動き、正しい歯並びとなるかを視覚的に見ることができるものです。
治療計画を患者様にも目で見て理解してもらうには、こういったコンピュータの技術が必須です。
ワイヤー矯正などではできないもので、インビザラインの大きな特徴の1つだと言えます。
ゴールの見える治療法ですので、ご安心、ご納得いただいた上で治療を進めることが可能です。

6.治療期間を知ることができる

インビザラインは、マウスピースを通常10日〜14日に1回新しいものに変え、徐々に歯を動かしていく治療方法です。
はじめに見ていただくクリンチェックによる治療計画の段階で、必要となるマウスピースの枚数と治療期間が決定します。
そのため、治療開始時点で、治療期間、完了までの目安を把握することも可能です。
結婚式などの大切な予定に合わせて矯正治療を進める患者様も多いです。

7.歯型の採取ははじめの1回のみ

レントゲン写真や口腔内写真のデータをとり、最初に採取した歯型を元に歯の移動をシミュレーションします。
これにより、歯型の採取ははじめの1回のみで済み、1度に治療の過程で使用する全てのマウスピースを作製することができます。
他のマウスピース矯正と違い、こちらもインビザラインの大きな特徴の1つです。

8.他の矯正法と比較して通院回数が少なくなる

他のマウスピース矯正やワイヤー矯正の場合は、2週間〜1ヶ月に1度、調整のための通院が必要です。
しかし、インビザラインは先に全ての装置を作製していただくため、10日〜14日経過したら、通院不要でご自身の判断をもって新しいマウスピースに交換していただくことができます。
矯正開始時には通院回数が多くなりますが、治療が開始すれば、通常2ヶ月〜3ヶ月に1度の通院でも問題ありません。
なかなか来院が難しい忙しい方にも適した矯正方法です。

9.痛みが少ない矯正法

現時点で無痛でできる矯正法というのは確立されておらず、どうしても痛みが生じます。
しかし、インビザラインはその中でも痛みの少ない矯正方法として知られています。
矯正の痛みは歯に力をかけて少しずつ動かしていくために生じるものですが、インビザラインは、より細かい範囲で調整していく方法となるため、他の矯正法と比べて痛みが少ないという特徴があります。
凄腕の歯科医をもってしても難しい0.2〜0.3ミリずつの移動になるので、痛みが出にくいのです。
患者様によっては、ほとんど痛みを感じないという感想を持たれる方もいるほどです。
痛みに関しては個人差も大きいですが、他の矯正法と比べるとインビザラインは比較的痛みの少ない治療法だと言えます。

10.口内炎の心配なく治療が進められる

ワイヤー矯正は、「口内炎との戦い」と言われるほど、口内炎のリスクが高い治療法です。
凹凸のある矯正装置がどうしてもほっぺの内側の粘膜を傷つけてしまうからです。
しかし、インビザライン矯正の場合は丸みを帯びたプラスチック製のマウスピースを使用するので粘膜を傷つける心配はありません。
ワイヤー矯正による繰り返す口内炎にお悩みの方にもおすすめの治療法だと言えます。

11.金属アレルギーの方でも問題なく治療できる

インビザラインはプラスチックで出来ているので、金属は不使用です。
金属アレルギーによる炎症が心配される方でも安心して治療を進めることができます。

 

全世界500万人以上もの患者様の治療実績を誇るインビザライン

マウスピース型のカスタムメイド矯正歯科装置の「インビザライン・システム」はアメリカのアライン・テクノロジー社にて提供されているものです。
1999年にアメリカの矯正歯科医師を対象に提供をはじめ、現在では、80ヶ国以上の国々で使用される矯正歯科装置となりました。
インビザラインの最も大きな特徴の1つは、透明で目立ちにくいことです。
ワイヤー、ブラケットを使用した矯正の目立ちやすさというデメリットを消し、矯正していることが他人に気付かれにくいように作られました。
また、取り外しが出来るという点もインビザラインの大きなメリットとして注目されています。
既に全世界で500万人以上もの患者様の治療実績があり、世界一のマウスピース型矯正として知られています。 アメリカでインビザラインを行った患者様に対し、このようなアンケートをとりました。
「インビザライン・システムに満足しましたか?」 極めて満足した、非常に満足したと回答した患者様は全体の87パーセントでした。
さらに、 「インビザライン・システムを知人にすすめますか?」という質問には、 間違いなくすすめる、すすめる可能性が高いと回答した患者様は全体の89パーセントにものぼりました。
このようにインビザラインは患者様のご満足度が高い歯列矯正として、日本でも多く採用されています。

インビザラインの薬事認証について

インビザライン・システムは、アメリカ食品医薬品局(FDA)の医療機器として認証を受けています。
また、使用されるマウスピース型の装置はISOを取得している工場で製造されているものですので、安心です。
インビザラインを含む全てのマウスピース型矯正歯科装置は、患者様の歯型に合わせて作製しているので、市場流通性はありません。
そういった理由から、日本においては、薬事法上の医療機器、歯科技工法上の矯正装置にも該当しません。 医薬品副作用被害救済制度に関しても適用されない場合があります。
しかし、インビザライン・システムのマウスピースに使われている材料そのものはしっかりと日本の薬事認証を受けているものを使用しているので、アレルギー等に関する安全性は高いです。

中高生等、若い世代の歯科矯正におすすめの装置

インビザラインは、中高生等、若い世代の歯科矯正にもおすすめです。
思春期のこの時期は矯正装置によって口元が目立ってしまうことを懸念する子も多いです。
インビザラインであれば、他人に気付かれにくいので、永久歯が生えそろう中学生〜高校生くらいのお子様に行う歯列矯正の方法としておすすめしています。

また、インビザラインにはお子様が矯正に取り組むやすいよう、装着時間を確認する”コンプライアンス・インジケータ”という特別機能も備わっています。
インビザラインは1日に20時間の装着時間が推奨されています。

しかし、取り外しできるというメリットから、装着時間を守らないお子様も多くいらっしゃる現状です。
自己管理能力が未熟なお子様の場合、装着時間を守らないことが矯正治療の失敗に繋がってしまうこともあります。
成人矯正にはないインビザライン・ティーンの特別機能”コンプライアンス・インジケータ”は唾液に反応して徐々に色が薄くなるしくみです。

患者様ご本人はもちろんのこと、ご両親、歯科医もマウスピースの装着時間を視覚的に確認できるので、失敗のリスクを軽減することができます。

またこの機能により、患者様ご本人が前向きにマウスピースを装着していただく効果にも期待できます。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)の失敗のリスクを減らすために

インビザラインに限らず、マウスピース矯正の失敗例として一番多いのは決められた装着時間を守らないことによるものです。
取り外しが可能となるインビザラインは、ワイヤー矯正とは違い、矯正をしていない時間を故意に作ることが出来てしまいます。
本来はメリットであるはずの取り外しが逆にデメリットを生んでしまうことも考えられるのです。
本人の希望ではなく、ご両親の希望で仕方なく歯列矯正をしている子にとって矯正装置は苦痛でしかないのかも知れません。
患者様ご本人が矯正治療に前向きに取り組む姿勢がない場合は、マウスピース型のインビザラインなどの矯正方法はおすすめできる治療法ではありません。

後戻りを防ぐためにしっかりリテーナーを使用する

矯正後には、リテーナーを使用します。

矯正治療を完了して理想の歯並びを手に入れたとしても、リテーナーを使用しなければ、歯は徐々に元の位置に戻ってしまいます。
この後戻りを防止するためにも、必ずリテーナーを正しく使用してください。

使用の目安は、矯正期間と同じ期間を保定期間としています。

インビザライン矯正開始後の注意点

  1. 常に清潔に保てるようにしてください

    装置を固定する矯正法とは違い、インビザラインは取り外しが可能です。
    そのため、今までと同じように硬いものも繊維質なものも美味しく食べることができます。
    矯正装置によっては食事にある程度制限が出てきますが、インビザラインには一切そういった食事制限はありません。
    使用方法としては、食事の際にはマウスピースを外します。
    食事が終わったら歯磨きを行い、マウスピースをはめるような形になります。
    飲み物に関してですが、お水であれば、装着したままでも問題はありません。
    お茶などの色のつくもの、糖分・酸味のある飲み物は虫歯の原因になるため外して飲み、食事同様歯磨きしてからはめるようにしてください。

  2. 虫歯や歯周病に注意してください

    矯正治療は健康な歯に行う治療法です。
    虫歯が出来てしまった場合や歯周病にかかってしまった場合は矯正治療途中でも一時中断して、虫歯や歯周病の治療を優先する必要があります。
    また、虫歯を治療するにあたって入れた詰め物で作製したマウスピースが使用できなくなってしまうこともあります。
    インビザライン・フルであれば、再検査後、改めて治療計画を立て直せますが、インビザライン・ライトの場合は治療計画の修正に制限があるため、対応できないこともあります。

  3. 少し口を大きく開けてはっきり話すようにすると良いです

    舌側矯正のような発声のしにくさはありませんが、マウスピースをはめたままですと、会話する相手が少々聞き取りにくく感じることもあります。
    会話の度にマウスピースを外していると装着時間が不足してしまいますので、普段は少し口を大きく開けてはっきり話すように意識しておくと良いでしょう。
    面接や発表の場ではマウスピースを一時的に外しておくのが無難です。
    お仕事の関係など、マウスピースの装着時間が短くなってしまう方は事前にご相談ください。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)のよくある質問

マウスピースをするだけで本当に理想の歯並びが手に入るのでしょうか?

従来の歯科矯正と言うと、頑丈な金属を使ったものを思い浮かべる患者様も多いので、インビザラインのプラスチックのマウスピースで矯正できるものかと半信半疑になるのも無理はありません。
インビザライン矯正で使用されるマウスピースはコンピュータを用いて患者様の歯並びに合わせたオリジナルのものを設計、作製します。
歯とアタッチメントに密着し、少しずつ力を加えてより理想の歯並びになるように移動させていきます。
インビザラインは満足度の高い治療法として全世界で認められている矯正法です。
マウスピースのサンプルは当院にも用意してございますので、お気軽に相談ください。

現在の歯並びによっては、インビザラインでの矯正ができないこともありますか?

矯正装置はインビザラインの他にもたくさんあります。 それぞれに特徴があり、矯正の効果を得やすい症例とそうでない症例があるのは事実です。
そのため患者様全員がインビザラインに適しているわけではありませんが、他の装置と組み合わせて治療する症例もあります。
インビザラインは特に専門的な知識を必要とする治療法ですので、他の装置と組み合わせるには、さらに深い知識と経験を要します。
ご安心、ご納得していただけるように、当院では矯正専門医によるご相談を承っております。

インビザライン矯正の治療期間はどのくらいですか?

患者様の現在の歯並びによって異なりますが、平均的な治療期間は1年〜3年ほどです。
インビザラインの治療は、精密なシミュレーションの元に行うので、歯を最短で目標の位置に移動させます。
そのため、従来の装置と変わらない程度、症例によっては治療期間が早まることもあります。

インビザラインの矯正治療費用はおいくらくらいですか?

当院はインビザラインに特化した矯正治療を行っておりますので、治療費用は34万〜85万円(税別)に抑えております。
健康保険適用外となるため高額な治療になるのは否めませんが、都心では100万円を超えるような価格設定をしているケースも多いようです。
リーズナブルかつ丁寧な治療を行うことで、多くの患者様に綺麗な歯並びになっていただきたいという強い思いの元、治療を行っています。

マウスピースは1日に何時間装着していればいいですか?

1日に20時間以上装着していただくことをおすすめしております。
飲んだり食べたりする食事の時間とお手入れの時間を除く、全ての時間で装着ください。

抜歯は必要ですか?

当院では出来るだけ抜歯をしない治療計画を提案させていただいております。
しかし、症例によっては抜歯をした方が良い場合もございます。
その際は治療計画とともに抜歯が必要である理由等を詳しくご説明させていただき、ご理解・ご納得いただいた上で抜歯を行っています。

抜歯が必要となるケースもあります

抜歯を伴う矯正は医師としてのハードルも高いため、「インビザラインでは抜歯矯正が出来ない」ものとして誤解されている部分があります。
しかし、実際は抜歯が必要となるケースもあり、その場合には積極的に抜歯を取り入れて矯正を進めていきます。
矯正専門医やインビザラインの治療経験があるからこそ出来る判断でもあります。
インビザラインはまだ進化途中で、以前は苦手としていた第一小臼歯の抜歯矯正にも対応できるようになりました。(インビザライン G6)
抜歯するかしないかを悩んでいる患者様には、抜歯をした場合としない場合、どちらのクリンチェック治療計画を見ていただき判断していただいてます。

矯正治療の種類

マウスピース矯正

マウスピース矯正マウスピース矯正とは、透明で薄いマウスピースを装着して歯並びを整える矯正治療です。

ブラケットとワイヤーを使った矯正治療と比べて歯を動かす力が弱いため、適用できる症例が限られています。しかし、口を開けてもマウスピースが目立たず、矯正治療中であることを周りの人に気づかれる心配がほとんどありません。また、マウスピースは自由に取り外しできるため、食事や歯磨きの邪魔になりません。清潔な口腔環境を保ちやすく、衛生的です。

そして、ブラケットとワイヤーを使った矯正治療とは異なり、金属アレルギーの心配がありません。 当院のマウスピース型矯正装置(インビザライン)は、3D光学スキャナーで歯型を採取し、精密なマウスピースを作製する治療法です。従来の歯型とりのように、印象材を口に入れる必要がないため、不快感を大きく抑えられます。

成人矯正

成人矯正成人矯正とは、大人になってから受ける矯正治療のことです。矯正治療に年齢制限はないため、ご高齢の方にも受けていただけます。歯並びは、仕事やプライベートにおける口元の印象に大きく関わるため、大人になってから矯正治療をご希望になる方は少なくありません。

当院では、仕事の都合上、目立つ矯正装置を使えないという方には、裏側矯正やマウスピース矯正をおすすめしております。患者さまのライフスタイルやご予算に適した矯正治療をご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

小児矯正

小児矯正小児矯正とは、子供のころに受ける矯正治療のことです。成長期のお子さまは、顎の成長をコントロールして歯並びを整えられます。矯正治療を早い段階に受けることで、歯ブラシがすみずみまで届くようになることでむし歯や歯周病のリスクを低減できます。

また、発音が明確になることでコミュニケーションに対して前向きな気持ちになれたり、不正咬合によるコンプレックスを解消できたりもしますので、お子さまの心身の健康を守りたい親御さまは、小児矯正をご検討ください。

矯正装置の種類

ブラケット矯正

ブラケット矯正ブラケット矯正とは、歯の表側にブラケットを取り付け、ワイヤーを通して歯を動かす方法です。矯正装置が目立ちますが、幅広い症例に適用できるというメリットもあります。

また、透明や白色のワイヤーを使うことで、目立ちやすさを軽減できます。

裏側矯正

裏側矯正裏側矯正は、歯の裏側にブラケットを取り付けてワイヤーを通し、歯を動かす方法です。従来の裏側矯正は、舌が矯正装置に当たることで発音や食事に支障をきたしていました。

しかし、現在は小さい矯正装置を使用できるため、そのような問題が起こりにくくなっています。 周りの人に矯正していることを知られたくない、仕事の都合上、目立つ矯正治療ができない方は、当院の裏側矯正をご検討ください。

インプラント矯正

インプラント矯正インプラント矯正とは、小さなインプラントをアゴの骨に埋め込み、それを固定源にして歯を動かす方法です。従来の矯正治療では、周りの歯を固定源とするため、動かしたくない歯まで動いてしまうケースがありました。

インプラント矯正の固定源となるインプラントは非常に強固であり、周りの歯に影響を及ぼすことなく歯を理想的な位置へ動かせます。

矯正治療の流れ

Step1.カウンセリング

カウンセリング患者さまのお口の中を確認したうえで、矯正治療の種類や大体の治療期間、費用などをお伝えいたします。どのような疑問にもお答えしますので、お気軽にお尋ねください。

Step2.検査、診断

検査、診断治療計画を立てるために必要な情報を集めるために、レントゲン撮影と顔・お口の中の写真撮影を行います。また、噛み合わせの検査や歯型とりなども行い、現在の歯並びの情報を取得します。

Step3.検査結果・治療計画のご説明

検査結果・治療計画のご説明検査結果を踏まえて治療計画を立て、具体的な治療法や治療期間、費用を詳しくご説明いたします。ご納得いただいてから治療を開始いたしますので、不明点や疑問点はお気軽にお尋ねください。

また、むし歯や歯周病がある場合は、矯正治療よりも先にそれらの治療を行う必要があります。その際には、むし歯や歯周病の治療を踏まえた治療計画を立てます。

Step4.治療開始

治療開始矯正装置を使用して、歯を動かしていきます。矯正治療中は、定期的にチェックを受けていただき、必要に応じて矯正装置を調整します。

痛みが出た際には、通院日ではない日でもお気軽にご相談ください。

Step5.保定・観察期間

保定・観察期間歯並びが整えば矯正装置を取り外し、保定期間へと移行します。移動したばかりの歯は元の位置に戻ろうとするため、保定が必要です。歯に保定装置を取り付け、2~3ヶ月は経過観察します。

保定の完了後は、3~6ヶ月に1回の頻度でメンテナンスにお越しください。歯並びと噛み合わせが維持できているかをチェックしつつ、むし歯や歯周病の有無を確認します。

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