LaLaテラス歯科クリニックです。
本日は「歯の成り立ち」についてお話しします。
歯というのは”硬組織”と呼ばれているエナメル質、象牙質、セメント質よりできています。
また、目視できる露出した部分を歯冠、歯茎で目視できない埋まっている部分を歯根と呼びます。
<エナメル質>
歯冠部の表面を覆っている組織で、人間の組織の中でも1番硬い部分です。
その強度を測るモース硬度は「7」であり、水晶と同等です。ガラスのモース硬度は「6.5」ですので、歯の表面はガラスよりも硬いということになります。
しかし、酸には少々弱く、硬いものの溶けやすいというデメリットもあります。
<象牙質>
歯の内部はこの象牙質と呼ばれるものでできていて、歯の大部分を形作る組織です。モース硬度でみると「5~6」、ガラスよりも柔らかく、酸に溶けやすい性質があります。
また、象牙質の中には、細い管が通っていて、組織液で満たされています。
<セメント質>
セメント質は歯根部の表面であり、歯根膜によって、歯槽骨(しそうこつ)と結合しています。
モース硬度でみると「4~5」程度であり、少々柔らかいです。
ただ、柔らかいといっても、人間の骨くらいの硬さはあります。
<歯髄>
歯髄(しずい)というワードはあまり聞き慣れない言葉かと思いますが、一般的に”歯の神経”と呼ばれている部分のことです。
神経線維の他、血管、リンパ管が通っていて、歯を健やかに保つための栄養を運んでいます。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
南千住駅から徒歩4分の歯医者
《 LaLaテラス歯科クリニック 》
東京都荒川区南千住4-7-2 LaLaテラス南千住2F